勇者

ドラマ「レンタルなんもしない人」が先週からはじまったの、知ってますか？NEWSの増田くんが主演だからみてるんですけど、第2話をみて感情移入しすぎてしまったから書く。

レンタルなんもしない人という実在する人物が主人公のドラマ。なんもしないサービスをしてる人　普通にすごい。レンタルさんの説明は省くけど

第二話のメインは「出社が怖いからついてきて欲しい」という依頼主とレンタルさんのやり取りだった。先週の予告の時点で異様なわかりみを感じてしまっていたので若干そわそわしながら見た。「出社しなきゃいけないのに怖くて体が拒否反応を示してしまう」という依頼主は私がこの数年で経験したことのある気持ちのまさにそれだった。まだ学生だけれど、私が同じ気持ちになった経験

バイトが怖くて最寄りまで行くも駅のホームで泣いて動けないとか

大学には行きたいけどつらくて最寄駅で降りられずに山手線一周して帰るとか、降りても駅のトイレから出られないとか

バイトでお客さんが押し寄せるのが怖くて開店前に涙が止まらなくなるとか。

なんか全部似たような感じだったけどそこから抜け出すのがどうしてもつらくて、抜け出せた時にはがんばったって自分を甘やかして、甘やかした行為にまた自分の情けなさを感じていた。今でもそう。だから深夜ドラマ見てるだけなのに、ほっこりするドラマなのにつらくて泣いてしまった。

まだ見てない人がいたらごめんなさいここからネタバレ入りますが

依頼主は最終的に会社に行けた。レンタルさんは自分が依頼主と同じ状況だったら「行かない」「他の人が頑張ってくれる」と言っていた。私と同じだった。私は罪悪感を感じながらも無理して行く必要ないしと諦めることが多くて、その度に後悔してきたけど、幸い周りの人たちも「無理して行く必要ない」と言ってくれる。「がんばりすぎだ」とも言われる。でもやっぱり残るのは罪悪感ばかりで、怠けてばかりで申し訳ないっていつも思いながら生きてるのだけれど。じゃあがんばればいいじゃん　でもがんばり方がわからない　その繰り返しをここ何年かしている。

意外だったのは無理してまで行かないという選択をしたレンタルさんに対して、依頼主が「勇者ですね」と言ったことだった。勇気を出して怖い場所に行く方が絶対勇者じゃんそんなの。ちゃんと与えられたことをやって、真っ当な評価を得て、努力している方がよっぽど勇者。

でも、依頼主にとってはレンタルさんが勇者だった。依頼主にとっては「休む」「行かない」ことの方が勇気がいるものだったらしい。

それと同時に私の今までの色々も救われてしまった気がして、また泣けた。もちろんがんばらなきゃいけないってわかってる。私はただ怠けて自分からも現実からも逃げているだけかもしれない。たぶんそうなんだけど、自分で言ってて恥ずかしいくらい情けないけど。でも、そういう考えの人たちに救われるのも、それで少しゆっくり休むのも悪くないなと思う。実際に今わたしバイト休んでるし、まさになんもしてないし、また来週には戦わなければいけないけれど今はなんもしない人をしてみようと思ったり。単純にのんびりしてみたい

と思ったけど私基本のんびりしてダラダラしてるだけだった。はあつらい　また自己嫌悪だ　こればっかり。でも今はまだわからないから

レンタルさんが「無理して行かなくていい」と言ってくれる人に救われたように、そう言ってくれる人を大切にして、いつか絶対恩返しすると決めて、ちゃんと休んでからしっかりがんばる。それを約束するなら少しは自分を守れる　かなーとか

ただ一つ、他人に害を与えるようなことはやめます。私が無理に敵視しなくても、案外世界は優しかったりする。今回のドラマみたいに

ドラマが終わると大好きな彼等の歌が流れる。新曲、君はそのままで美しいって言ってくれる歌。こんなの泣くしかないよ　だって私はありのままを受け入れてくれる人の存在に救われてきて、その人たちが大好きでここまで生き延びた。小さい頃から身近な人に認めてもらえることなんて全然なかったからありのままを受け入れてくれるなんて最初は恥ずかしかったけれど。

何年も聴きなれている4人の声なのに、どうしても泣けてしまうのはこのご時世だからなのか、深夜だからなのか、週の真ん中だからなのか、やっぱり寄り添ってくれる歌詞なのか、今回の話がそうさせたのか、わからないけれど変わらないのは本当に彼等が大好き(コロナのせいであえなくなってつらいのは割と精神状態に影響している。頼りすぎてたのかとまたつらくなるけどそれほど大きな存在だということを改めて実感しています語ると長くなるので割愛)

だから、とりあえずはそのままで美しいと誰かに思ってもらえるような、最低限のなにかになりたいな　と思う。好きなタイプはありのままを受け入れてくれる人だけど、そもそもありのままが良くなかったらモテるわけもない。恋愛だけじゃなくて。もう心は限界だったかもしれないけど生きちゃってるし、なんかこんな感じで変な文章書いちゃってるし、少しだけでもがんばらないと罪悪感に押し殺されそうになってしまうので、このクソネガティブ自己嫌悪おばけのまだまだ醜い全身でなんとか少しずつでも前向きに生きる術を覚えていきたいな。

ありのままをちょっと良くしたら景色変わる？誰かの勇者になれる？